同じ誕生日

 先日本人の意思とは関係なく、否が応でも45回目の誕生日を迎えてしまいました。今年はフェイスブックというインターネットの交流サイトに登録していたこともあり、私が友人登録させていただいている200名を超す方々には、自動的に私の誕生日が告知されるシステムになっているようですので、私の人生史上最高数のお祝いメッセージを頂戴しました。また非常に高価な物や心のこもったプレゼントも頂戴し、以前に書かせていただいたように私の性格として、「やってもらうよりやってあげる」事のほうが気が楽な私にとっては、何かしら皆さんに申し訳ないような気持ちにもなったりしました。また、お祝いをいただいた方には大変恐縮なんですが、この歳になりますと、「誕生日」がうれしいだのワクワクだのという気持ちは発生することもなく、逆にまた1歳も歳をとってしまったなという気持ちが出てくるのが正直なところです。しかし、こうやって皆さんに気をかけていただけるというのは、大変幸せなことだと一人、しみじみとしたりしたものでした。  
 誕生日といえば私にはもう一つ話題にできるネタがあるのですが、それは妻と誕生日が全く同じ日だということです。この確率は単純に考えれば1年を365日とすると365分の1ですが、それは誕生日が同じ人同士が結婚する確率というだけで、私と妻の組み合わせの確率ではありません。それを、私と妻という限定で考えますと、そもそも二人が出会い結婚する確率は、世界人口(国際結婚するしないは別として)から考えれば68億分の1です。そしてその人が同じ誕生日であるという確率は365分の1です。ということは、68億分の1の365分の1というとてつもなく低い確率になります。  
 でもよく考えますと、これって誰と誰の組み合わせでも同じ確率なんですよね・・・。