澤口俊之教授HQ

 先日、アドバンスコープさんの開局20周年記念講演で、「ホンマでっか!?TV」でおなじみの澤口俊之教授の講演に行かせていただきました。澤口教授はTVよりも緊張されていたのか、最初は何を言ってはるのかわからないくらいのものすごい早口でしたが、徐々に慣れて?きたのか聞き取れるようになり、また実例やデータを元に時折冗談を交え、楽しく拝聴させていただきました。その講演は指導者の脳を鍛えるという感じのテーマだったと思うのですが、その中でキーワードとして「HQ」(人間性知能 Humanity Quotient)という人の脳の前頭前野(脳の前部)が司る機能を高めることによって、未来志向的行動力や社会関係力などを高める、という言葉にするとかなり難しいのですが、要するに「人間力を高める」効果があるというのがこの講演主題でした。教授の研究結果曰く、新入社員の退職率の低さや、業務遂行能力の高さ、役職の上位性等はHQの高い人ほど結果が良く、またHQの基準は100らしいのですが、社会的成功者は例外なく値が120以上あるらしく、そのHQの値は鍛えることによっていくらでも、簡単に高めることができる、というものでした。そんな事を聞きますと自分がいくらくらいの数値なのかものすごく気になりまして、講演の最後にテストの仕方を質問しましたら、何と教授の販売しているソフトをもって判定するようで、またそのソフトを毎日20分使えば、HQは簡単に向上するらしいです。(意外と安く送料込4,980円です!)  もしこのHQという基準が、社会的、学術的、世間的に認められるようになれば、今まで行なっていた入社や入学試験などは、全てこの試験で代用できることになり、全ての事柄において共通の基準が出来上がることになります。しかし、それって便利な反面、ひとつの基準でしか人間が判断されないってことですよね・・・。