ガンサバイバーホノルルマラソンツアー

 前回のコラム取り上げた「がんサバイバーホノルルマラソンツアー」ついて少し触れさせていただきます。リーダーである杉浦貴之さんは、28歳のときに腎臓がんを発病し余命半年を宣告されながらも、がんを克服し、現在40歳まで再発していません。自身曰く「がんになった原因の習慣(体・心・生活)を正す」ことにより病気を克服できることを、今病気で苦しんでいる人に伝えたいという一心で講演活動を始めました。その活動から、世の中には自分と同じように余命宣告されながらも完治された方が多く存在することを目の当たりに確認して行くことにより、自身が行っている活動が間違いでないことを確信されました。その中で、たまたま自身が経験した「走れるほどに元気になったのではなく、走ったから元気になった」をもっと皆に伝えたいという一心で、かねてからの希望であった「がんサバイバーホノルルマラソンツアー」の実行に我々は乗り出し、昨年参加された方々の感想を、一冊の冊子にまとめたものを作成しました。
 その中から一部抜粋しますと「走ると元気になる・・・かなり実感!サバイバーとかサポーターとかもう関係なくて、一人じゃなくて、前にも、後ろにも、横にも、日本からも、そして天からも一緒にゴールに向かう仲間がいる。だから楽しい。細胞ひとつひとつが喜んでいて、ホノルル後のすがすがしい笑顔といったら、もう最幸!こんなにもすばらしい仲間に出逢え、一緒に走れたこと、本当に感謝致します。」「ホノルル参加を決め、走り出したら、何も治療をしていないのに、4年間ずっと4桁だった腫瘍マーカーが3桁に下がって正常範囲に近づいた。悪性リンパ腫7回の再発を乗り越え、「余命半年」宣告も軽くクリア!自分のイメージした42.195㎞を笑顔でゴールできた。今の私は何でも笑って乗り越えられる気がする。」