国際交流

 2年程前、名張西高にタイから短期留学に来た女の子を受け入れたことがありました。タイに帰国後も互いに連絡を取り合っていましたので、私たちがタイへ行った際には、彼氏と共に数日間も観光案内などをしてくれたこともあり、今回はその二人を日本へ呼び寄せ2週間ほど我が家へ滞在していただきました。2週間滞在しますと、文化の違いも段々と慣れてくるもので、最終的には全体的に日本の方が全て「良い」と思って来たらしく、日本で住みたいと何度も繰り返していました。特に彼らにとっては全ての食事が日本の方が美味しらしく、特に自国では高くて美味しくない「寿司」「肉」は絶品で、滞在期間中毎日ほぼその繰り返しをさせられました。その為、私たちは当分の間、回転寿司や焼肉屋さんには目も向けたくなくなりました。また、今の日本のこの季節はタイにはない季節で、「寒い」「涼しい」という感覚がよほど珍しいのか、入浴前に必ず散歩に出かけて体を冷やしてから入浴したりと、自分達で日本の生活を満喫していました。しかしもっと興味があったのは雪で、今は無いことが判ると、帰国後に頑張ってお金を貯めて、来年の冬にはスキーに連れて欲しいと言っていました。
 そんな彼らは大学で日本語の勉強もしているので、少しの日本語を話すことができます。しかし、半分は互いにカタコトの英語で話をするのですが、2週間もすると面白いことに私たちの日本語もカタコトになってしまいました。また、彼らが勉強で学ぶ日本語は、教科書通りの丁寧な言い回ししか勉強しないので、関西弁などを教えてあげると面白いらしく、お店の店員さんなどに関西弁で話しかけて楽しんだりしていました。
 いろんな国の人と交流するというのは、金銭的にも体力的にも大変ですが、それ以上に生活や文化、思考など得るものはかなり大きいと、いつも感じます・・・。