大型免許

 4月初めに、大型二輪免許の教習にチャレンジしました。普通二輪は18歳の時に取得し、CBX400F、TZR250というバイクを3年ほど、乗っていましたが、それ以降全く乗っていませんでしたので、バイクに乗るのは実に23年ぶりでした。私が免許を取得したころは、バイクと言えば「3ない運動」という全くナンセンスな風潮がPTAや学校で広まっており、また大型バイクは教習所では取得できない特殊な免許でした。そのころに大型免許を取得するには、運転免許試験場に直接出向き、所謂「一発」という試験を受けなければ免許を取得することができず、それに加え1回の試験経験ではどれだけ完璧にコースを周回しようとも絶対に合格を与えず、最低でも5回は試験を受けないと合格できないという噂が広まっていましたので、取得したかったのですがそんなことが面倒だったので、結局受けずに今に至りました。
 当時は原付であろうと、それまでの徒歩や自転車での生活から考えれば、劇的に行動範囲が広がりましたので、二輪に乗っていつまででも、どこまでも行けたものでした。しかし次第に、冬は暖房、夏は冷房、雨や嵐でも関係なく、おまけに音楽や飲み物、同乗者と楽しく話をしながら快適にドライブできる四輪車に慣れてしまうと、二輪の「必要性」が感じられなくなり、いつしか四輪の生活になりました。そんなバイクでしたが、最近、会社のメンバーや周りの人たちが、「足」としてではなく、「楽しみ」のために乗っているのを見て、沸々と昔の熱い思いが湧きあがってきて、思い切って門を叩きました。
 そして免許を無事取得し、どんなバイクを買おうかとワクワクしながらネットや雑誌などで物色していましたら、私の性格を知る18歳の息子から一言「取り返しのつかへん事なったらアカンから、速いバイクは絶対乗ったらアカンで」とキツくご指導を受けました・・・。