税務調査

 GWがいよいよ始まりました。そんなウキウキ気分の前に私は、先日はじめての体験をしました。それは「税務調査」です。私がこの会社を始めて10年が過ぎましたが、その間一度も税務調査が入っていません。入らない理由も、儲かっていないところはよく分かっているから、と本心から思っていたのですが、ようやく調査が入りました。よく周りからは、「あれだけ派手に広告とかして、儲かってるやろ」などと言われますが、正直なところお仕事は「かなり沢山」させて頂いてますが、儲かってはいません。なぜなら「あれだけ派手な広告」をしていますし、それなりに社員さんにもお給与を出させて頂いていますので、稼がせて頂いた分はほぼ支出します。しかし、日々の支払いが滞ったことや、自分以外のお給料なども遅れた事もありませんので、これは大変有難いことだと感謝しています。
 税務調査というと、未経験の私は映画などで見る「マルサ」という冷血極まりない黒服の方々が「ドドドッ」っと会社に乗り込み、ガッサッガッサと書類をあさり、天井裏や、車のトランクなどを調べるのかと思いきや、何とも紳士的な方が一人で、かつ穏やかに、差し出した帳面を黙々と眺めては質問され、という感じでした。後で聞けば当たり前のことですが、それは悪質で巨額の脱税していることが明白な場合の対応で、部署も管轄も権限も違いますので、調査はこんな感じのようです。そんな税務調査も当初の予定では2日間と言われていましたが、初日の午後には消費税計算の間違いの処理の指導を受けてすべての調査が終わりました。
 その時の担当者の方が言った「引継ぎ書類の中に、しっかりと経理処理されている会社というのをちゃんと記載しておきます」、これこそ当社グループの社訓「ちゃんとする」を実行していたからこそ頂けた大変嬉しい言葉です・・・。