生まれた意味って何だろう?2

 前回の埼玉県大宮市で参加した「生まれた意味って何だろう?~生まれる・笑う・亡くす・許す~」の続きです。今回は池川明先生という産婦人科の医師で「胎内記憶」について独自に研究されている先生の講演からです。
「胎内記憶」というのは、今から10年前位までは、その言葉すらなく、未だ辞書にも載っていない、科学的に実証されていない事柄ですが、先生が研究を重ねれば重ねるほど、胎内記憶のある幼児の発言と、事実との合致が証明され、いよいよその分野も本格的に研究がなされていきそうな気配を感じます。ただ、現在のところ医師としてその胎内記憶を研究し、出版しているのは池上先生くらいですのでまだまだかもしれません。その池上先生曰く、成人で胎内記憶がある人は100人に1人だそうですので、少し探せばそういう記憶を持った人がいるはずですので一度周りの人に聞いてみては如何でしょう。
 まあ確かに、何年前からか胎教は重要であると言われ始めてきていますし、講演で聞いた妊婦の子宮にマイクを入れて録音した音は、かなりはっきりとお母さんの声やお父さんの声が聞き取れましたので、赤ちゃんに聴覚や感覚があれば、感じ取れるはずだと思いました。しかし、胎児以前の「魂」の段階での記憶もあるらしく、その子に生まれてきた目的を問うと、例外なく「人のため」で、「お母さんが泣いていた」とか「家族がばらばらだった」という理由が挙げられています。そう考えますと仲の良い夫婦には子供が出来ない理由も頷けます。また、「魂」段階でいた状況を全く違う子が全く同じ絵を描いたり、順番を飛ばして生まれに行った子がすぐ戻ってきた話などは、本当にお母さんが流産していたりと、現実離れした不思議な話もありました。
 でも、科学で解明できることよりも、できないことの方が多いのは確かですから、何が本当なのか分りません・・・。