自意識過剰

 先週は急な出張だった為、初めてこのコラムをお休みさせていただき失礼致しました。まあしかし、一度休んだところで、私の周りから何も言ってこなかったことを考えますと、本当にこのコラムも自己満足や自意識過剰の世界に浸っているのだろうなと思わされたりします。
 自己満足といえば私はいつも思う事なのですが、人というのは何故これほどまで自意識過剰なのかと思わされる事があります。それは服装や身なりに関してです。大体殆どの人は、洋服などを購入する際に、お店で鏡を眺めながら、こっちの方がいいとか、これはちょっとおかしいでしょとかいろいろな服を試してようやく一つの服を購入しますが、それは周りの人や全然知らない他の人から自分を少しでも良く見せたい一心で一生懸命選んでいるはずです。しかし、街で色々な人とすれ違う時にふと「この人たちも今着ている服を選ぶのに、時間をかけて、お金かけているんでしょうが、人はそんなにあなたの服装や身なりをしっかりと見てないのになあ。」と思うのですが、それでも一生懸命「これおかしくない?」とおかしいと絶対に言わない店員さんに聞いたりして納得していたりします。これは他人だからあまり関心がないということではなく、知人や家族でも同じことが言えまして、「自分が思っているほど人は自分に関心はない」という前提で考えれば、極端におかしな身なりをしない限り、人には別に普通に映るものです。しかし、極端な自分基準の美的感覚をお持ちの方は、周りから見て「うわっつ!」と思うような身なりをされますが、逆に言えばこれくらいのインパクトを出さなければ、人から関心を向けられないということなのでしょう。
 まあ、そういう私はいつも周りから「センス悪ぅ」と一種の関心を持たれたりしますので、極端な自分基準の美的感覚の持ち主なのでしょうね・・・。