一旦停止取締

 先日、運転中に反対車線で一度に2か所で別々の交通違反の取り締まりを見かけました。それは、シートベルトの取り締まりと一旦停止の取り締まりでした。いつも思うのですが、シートベルトの取締りをしている交通課の方は、物陰に隠れて、目立たないように帽子まで取って対向車の違反者を探しています。また、一旦停止の取り締まりの場合は、大体が見晴らしの良い交差点で、それも一番違反をしそうな車線から見えない場所に隠れて違反者を取り締まっています。ここからは、国家権力に逆らうと恐ろしいので、慎重に言葉を選んで書かせていただきますが、この一旦停止違反というのは、以前から思っていたことですが、私にとってはどうも合点のいかない取締まり方をしている場合が多いです。というのも、確かに道交法で定められている一旦停止場所で、一旦停止しなければいけないのは百も承知のことですが、交通課の方が取締りをしている場所というのは先述のように、大体が見晴らしの良い交差点で、前後左右から人や車が来ているかどうかが、かなり手前から目視できる交差点で、且つ隠れる場所があるところで取締っています。その行為は本当に極端な言い方をしますと、「人があまり通らない道に現金を置いておき、そこを通った人が現金を拾った時点で捕まえる」というような、罠を仕掛けてわざわざ犯罪者を作り上げることと同じように思えます。仮に、その交差点が本当に非常に危険な交差点なのであれば、違反者を取り締まるのが目的でなく、事故を防ぐことを目的として危険にならない施策をするとか、その交差点に立って交通誘導するとか、何度も言いますが「本当にその交差点が危険」であるならば、いくらでも他の方法があるはずです。
 それなのに何故隠れてまで違反者を取り締まる必要があるのか、市民を守るはずの警察の考えが、私には到底理解できません・・・。