島田紳助さん

 最近本当に何年か振りにスーツを新調しました。新しいスーツを着ますと、本人が思うほど周りの人は別に何とも気にしていませんが、自分自身としては何と表現していいのかわかりませんが、背筋を伸ばして歩くような感じになります。私は以前から、人の印象というのは、身なりや姿形で判断されることが大半で、その印象を悪くするか良くするかは、心がけの問題だと思っていました。ですから、ちょっとコワモテの印象を与えようとすれば、それなりの格好をすれば迫力も出ますし、汚い格好をすれば幸薄そうな人にも見られますし、それなりにビシッとした格好をすれば、そこそこ社会的に地位のある人に見られるという感じです。 
 しかし、先日何気なく見ていたTVで、若いとても爽やかそうな男前の男性が、もの凄く頼りなさげで的を得ていない話をしている姿を見たときに、ふと気づいたことがありました。それは、「話し方」です。確かに先述のように、その人と話しをするまでの第一印象は、当たり前に姿形で人は判断します。しかし、一度その人と会話したり、会話を聞いた場合では、話し方によって全く違う印象を与えます。話し方というのは話す内容もそうですが、表情や語気、しぐさなど全ての表現力がその人の話し方を決めます。ですから第一印象を決める服装や身なりは変えられても、顔というのは変えることはできません。ですが、表情を豊かにしたり、話す内容や手法を変えるだけでその人の印象はガラッと変わります。その典型的な人として私がぴったりだと思ったのが、大変失礼ながら島田紳助さんです。彼は黙っていればお世辞にも人相の良い人には見えません。しかし、一度話を聞けば彼の魅力にグイグイ引き込まれていきます。そして彼はとても魅力のある男性という印象が出来上がります。
 そんな魅力ある人を目指しましょう・・・。