メッセンジャー 杉浦貴之さん

 先日、奈良の西大寺で行われました杉浦貴之さんのトーク&ライブに参加させて頂きました。杉浦さん?と聞いてほとんどの方はご存知ないと思いますが、(杉浦さんスイマセン)この方は各地でトーク&ライブを行い、自らが体験した闘病のお話や、その時々に感じた思いを歌にして伝えるといった活動をされています。ご興味のある方はHP( http://www.taka-messenger.com 又は弊社HPのトップページからもリンクしています)をご覧いただくとして、大まかに申し上げますと、28歳の時に腎臓がんに侵され、その時両親には「余命早くて半年、長くても2年」という宣告を受けながらも癌を克服し、10年経った今も精力的に活動をされておられます。その活動は多岐にわたっているのですが、中でも重要な「仕事」の一つに、メッセンジャーという雑誌を編集出版されることが挙げられます。この雑誌は2005年1月に創刊してから隔月で発行し、現在までに18号を発行。また病気になってからボイストレーニングを受けることによってオリジナル曲のCD「Life is strong」をリリースしたりと、私が想像するにそれこそ「病気」になるほど忙しい生活をされておられます。
 しかし、そんな杉浦さんのトーク&ライブでお話や歌を聞かせて頂いて、やはり人間というのは「気持ち」次第でどうにでもなる動物なんだということを再確認させていただきました。病気しかり夢もしかり、ここで限界と考えればそれ以上の結果は生まれることなく、逆にそこで諦めなければいつまでもそれが達成できる可能性を残していけるということ、また病気にならなければ気付くことがなかった物や人への感謝の気持ちを素直な心で表現することがどれだけ大切なことかということなどを、彼が得意とする下ネタを交じえて聞かせて頂けたのは、最近下降気味の私の心に重く響きました・・・。