税金の使い道・年金の使い道

 先日、会社で話していたとき、話題が税金や年金の話になった時に、「今TVとかで言われてるような年金の使い方や、税金の使い方を見てたら、ほんまに払いたくなくなるわ。」ということを全員総意で一致しました。確かに報道されているような使い方ばかりではないのは誰もが解っていますし、国民が助け合い、負担しあって国という大きな母体を運営していく為には、税金が必要不可欠な義務である事も誰しもが解っています。しかし、もともと、人間というものは自分勝手な生き物ですから、税金などを喜んで払おうというような人が少ない中で、血税などがあれ程までに無駄に使われている実態が明らかになってきたら余計に払いたくなくなってくるのは当然の事でしょう。
 そんな中、そんな事は今に始まった事ではなく、今までもあったことを殆どの国民は薄々知っていたとは思いますが、今ほどの怒りはなったように思えます。また、仮に怒り心頭になっていたとしても、自分ひとりが何を言っても何も変わらないといった気持ちで諦めていた人が大半だったと思います。そういう風に思えば今殆どの国民がそんな怒りを持ち、あの全く役に立たなかったワイドショーでさえもこの事態を取上げだしたので、ようやくお偉い議員さんや役人さんも「ちょっとまずい事になってきたな」と、付け焼刃的な対策を講じようとしてきていることは少しではありますが、前進であると言えるかもしれません。
 しかし、これだけ怒っていたとしても、その矛先をどこに向ければこの事態を効果的に変えられるのか、またどうすれば自分達の力で変えていくことが出来るのかをわかっている人がどれだけいるのでしょうか。もし解らない人が大半だとすればそれは、それは今まで国民が野放しにしてきた代償なのでしょう・・・。