高校野球

 先日、恥ずかしながら卒業してから始めて桔梗が丘高校の野球部OB会に参加させて頂きました。第1期のOBから、第33期のOBまでが対象の会合でしたが、総勢で30名弱の参加しかなく、少し寂しい気がしました。その総会が終わってからおよそ20年ぶりにグラウンドへ出向き、後輩達の練習を見学しました。その時にまず感じたのはグラウンドに入っていった時に、私たちに向けられるその挨拶の気持ちよさ(正直言いまして少し恥ずかしいくらいですが)は、なかなか一般社会生活の中では味わえないものです。それに加え、これは紛れもなく年を取ったせいでしょう、ただただ一生懸命に練習をしている後輩達のその姿を見ているだけで、何故か胸に熱いものが込み上げる自分がいるのでした。
 その後輩達を指導してるのは、顧問の先生と、あるOBでした。私も風の噂ではOBが監督をしておられるということくらいは、聞いておりましたが、大変申し訳ないのですがこんなに真剣に指導されておられるとは思ってもいませんでした。監督などは、毎日仕事を途中で切り上げて放課後の練習に参加し、それが終わってからまた仕事に戻るという毎日を繰り返しておられるようで、それがもう15年も続いているとの事。コーチも土日の休みには必ず参加し後輩の指導にあたっているという、私には到底できない活動をされておられます。
 よく考えればそんな活動をするためには、監督やコーチ自身のやる気や意思以上に、勤務先の理解や家族の理解など、自分自身だけでは絶対に解決できない事柄が沢山あるにもかかわらず、それをやってのけるバイタリティーにはただただ感服でした。
 今年も夏の大会の予選が始まりました。今まで見て見ぬ振りしていた私も、やれることはできるだけの協力をしていきたい、そんな思いが込み上げたOB会でした・・・。