団塊世代の大量退職

 あけまして おめでとうございます。2007年シシ年の初めてのコラムでございます。今年からは、以前からご指摘の多かった文字の大きさを少し大きくし、お読みいただきやすいように改良いたしましたので、またお付き合いいただければ幸でございます。
 さて、本年は団塊の世代の諸先輩方々が退職され始める年でありますので、いろいろと世間の流れなどが大きく変ってくると思われます。以前のコラムで少し触れましたが、この世代の方々は、戦争を体験していない世代の中で世間や体制というものに反発しながら一番過激な青春時代を過ごしてこられたようですが、成人してからは自身の将来や日本経済のために己の牙を隠し、立派な社会人として高度成長期終期の日本経済の成長を支えてこられました。その方々が以前のライブドアによるフジテレビの買収騒動の中で、どの世代よりも圧倒的にライブドアを支持するというアンケート結果が出たときに、そのような考え方の方々が私より上の世代に沢山おられることが非常に頼もしく思えたことを思い出します。
 そんな団塊の世代の方々が退職された後は、どのように過ごされるつもりでおられるのか、私個人としては非常に興味があります。それこそ「まだまだ若いモンには負けへんで」という気構えを持っておられる方々が、当然に隠居される年齢でも無いですし、退職金という大金が一気に手元に入ってきます。そんな中で耳にする事は、キャンピングカーを買って日本一周される方が多くおられるとも聞きますし、リゾート物件の値段が上がってきているとも聞きます。
 当然に今まで頑張ってきたご褒美として是非そんなことをして頂きたいですが、一つお願いするとするなら、今までの知識や経験を生かした仕事を少しづつでもして頂きたいと思います・・・。