東国原知事

 宮崎県の東国原知事の話題もかなり下火になってきましたが、一時は朝のワイドショーでの話題が、東国原知事一色になった時期もありました。それだけを考えますと宮崎県は、東国原知事になったことにより全国に一気に注目され、PRという面から考えればTVだけでも182番組、計22時間半放映され、これだけの時間をCM費用換算すると、何と165億円になったということですから、とてつもない経費が削減できた(165億円の臨時広告収入を得た?)計算になります。更にもっと小さなことでも、経費削減策の一環で競売にかけられた市場相場50万円程度の知事専用車が255万円で落札され、何と205万円もの収入増が見込まれました。
 以前にあった県議会の場面でも、なるべく県民に分かりやすい言葉で応答していた姿や、TVでコメントをされている内容を聞いていても、タレントであった為に当たり前でしょうが、それでもとても親近感のある感じで政治を私たち国民の近いところまで持ってきてくれた事は大きな功績であると思います。
 こんな面からこのことを考えますと、宮崎県民は東国原知事を選んだことは大正解であるように思われますが、本当の正念場はこれからです。政治家である以上、今までたくさんいらっしゃった政治屋さんとは、どこまで違う手法がとれるのか、またどれだけの手腕が発揮できるのか、本当の意味で一時のバカ騒ぎしかしないメディアを通さずに確認していきたいものです。
 しかし、三重県には日本人なら誰もが知っているものに「鈴鹿サーキット・伊勢神宮・伊賀忍者・ミキモト」などがあるにもかかわらず、三重県がどこにあるのかさえ知られていないことはもとより、それらが三重県にあるということすら知られていない事実があります。誰か三重県もPRできるような人、いないでしょうか・・・。