同窓会2

 2年前に開催した、高校時代の同窓会を年始に再度開催しました。やはりこの歳になりますと、日本全国に同級生が散らばっていまして、連絡が取れない人が数名出てきてしまいますが、18年ぶりに開催した前回のおかげで、今回は比較的参加者が協力的で、容易に連絡をつけることが出来ました。参加者はやはり前回に参加した人が多く、なかなか級友全員に再会することが出来ないでしょうが、定期的に開催してなるべく多くの級友に再会したいと思っております。そんな同窓会では、最近起こった身の回りの出来事や、失敗談などよりも、高校時代に起きた失敗談や体験談などのエピソード等を、例え何度も同じ話しをしたとしても、不思議にその度に盛り上がり又、楽しめるものです。逆を返せば同じ時間を共有していた頃の出来事というのは、共有していないがとても面白い話であったとしても楽しみが半減するのでしょう。
 そんな学生時代の貴重な時間をすごした面々と、オモシロオカシク話をしていましてふと思ったのが、今目の前にいる奴らとは、高校時代そのままの印象やイメージ、また微妙な上下関係?で話したり対応していますが、良く考えて見ますと私たちのような38歳という歳になると、それぞれが所属する会社や団体などでは、それなりに中間管理職や管理職になっているのが通常で、部下などに対し指示や命令を出しているようないわゆる「偉いさん」という社会的立場になっているはずです。しかし、そんなことはお互いに微塵も考えもせず、昔のままの態度や馬鹿みたいな発言ができる仲間がいて、その仲間が頻繁ではないが集まることが出来るということは非常に恵まれた環境であると思いました。
 そんな同窓会も、最初は先述の失敗談などのような話で盛り上がっていましたが、2次会、3次会と酒が進むごとに人数が減ってきまして、最終には7~8人くらいになりました。そこで私が話をしていた奴とはだんだん真剣な話になってきまして、最後には農村地の高齢化対策や過疎化対策、それに対して自治体が出来ることやしなければならないこと、また企業がどこまで社会・地域のために活動をし、そのためのバックボーンをいかに作り上げるかなどと、おおよそ政治家や大企業の社長さんが話し合わなければならないような話題を2時間くらいアアデモナイコウデモナイとロレツが回らないながら話していました。
 次の日に昨夜に真剣な話をしていたことを思い出してみて「やっぱりいい意味でも、悪い意味でも歳取ったんやなぁ」とつくづく感じました・・・。