健康

 胃潰瘍、結石、肝炎、糖尿病、ぎっくり腰・・・・。つい数年前まで自分には何の関係も無く、こんなものは年をとってからの病気だから、と思っていたものが他人事ではなくなってきました。世の中にある「モノ」全ては年数が経てば古くなってどこかしらに故障や不具合が出てくるものですが、それは人間の体も例外ではありません。しかし、人間の体とモノとの違うところをあげるとすれば、モノは使えば使うだけ磨り減ったり劣化したりしてそのままでは使えなくなってしまいますが、人間の体はある程度使って(運動など)おかなければ、不都合が生じる部分が沢山出てきます。またモノは悪くなった部分を取替え、修理することで本来の性能を取り戻すことや、より性能のいいものに取替えて全体的に性能アップさせることが可能ですが、人間の体は一部には移植や手術などで悪い部分を治すことは出来ても、基本的には従前の状態以上にまで戻すことはできません。ですから人は適度な運動や、規則正しい生活を送ることにより、その年齢にあった最適な体の状態を保っていかなければならないのは言うまでもありません。
 そんなことを考えていますと、ふと私が中学校か高校時代の先生に言われたことを思い出しました。それは「お前らな、体育の授業があるっていうことはホンマ幸せなことやぞ。まあ、今のお前らにそんなこと言うてもわからんやろうが、おれらみたいな歳になったらな、今俺が言うてることがよう分かると思うわ。」と言う台詞でした。
 確かに今となってみれば、強制的に運動が出来る環境があるということは非常に貴重なことで、今そんな運動をしようと思えばお金を払ってフィットネスクラブに通うとか、どこかの運動のサークルに入ってみんなの時間を合わせて運動するとかしない限り、意志の弱い私なんぞは一人で毎朝ジョギングをしたりするようなことは出来ないと確信できます。
 そんな中、運動ができないできないとやる気のない事ばかり言っていても仕方がないので出来ることから始めようと思い、ついこの前にホームセンターへ行き腹筋台と500円で満タンになれば50万円貯まる貯金箱を購入しました。そして毎日腹筋するごとにフィットネスクラブへ行ったと考えて500円玉2枚投入し、このダブダブになったおなかの引き締めと貯金が出来るというダブルの効果で毎日励んでいまして、とりあえずの目標は「貯金箱満タンまで」としています。
 しかし、後でよく計算してみますと毎日1,000円貯金しても50万円貯まるまでに500日もかかることが分かり、継続できるか不安です・・・。