キャンプ2

 この夏休みに、甥・姪・その家族総勢20名と毎年恒例にしているキャンプに行ってきました。昨年は私が恥ずかしながら、かかとを粉砕骨折してしまいましたが、今年は全員無事に帰ってくることが出来ました。 
 もともとは、甥・姪10名程度と大人2人で夏と冬の年2回で始めたキャンプも、夏場だけは女性陣も「寒くないから私達も連れて行け」とばかりに加わり、大人数のキャンプになっています。
 キャンプを始めた頃の子供たちは、幼児から小学校高学年までの子供たちだったのですが、今は最年長で中学校3年生になり、また下の子は最初のキャンプにはまだ「存在」していなかった子供達までになり、年齢層もかなり幅広くなってきました。 
 何度も申し上げていますように、私には子供がいません。そのためか、子供たちと接する私は、それぞれの親になっている大人が、子供たちと接する感覚と少し違う接し方をしているようで、子供たちから見た私を敢えて表現してみると、「自分たちの最年長者(リーダー)であり、仲間であるが、親と同じ大人である」と、こんな複雑な感覚のようです。
 そんな感覚のリーダーから、「キャンプで食べる自分たちのメシは、自分たちで考えたメニューとお金と手間でやりなさい」と言われたものですから、お年玉やお小遣いをせっせと貯める子や、キャンプぎりぎりになって親の肩もみして小遣いを稼ぐ子など、それぞれの性格がよく出ます。また食事の当番は、「男子・女子」チームに分けてそれぞれが全員の料理を作ることにしているのですが、メニューなどは、女の子は非常に細かく考えているもので、材料の買出しや献立を考えているメモなどは流石です。逆に男の子は、本当に大雑把な献立と買出しでやるのですがこれが不思議、ちゃんと出来て、また非常においしかったりするのです。
 こんなキャンプを子供たちは、今はすごく楽しみにしていてくれているようで何日も前から事前に準備をしています。でも実は、特に私や、親たち(特に子供から解放される冬のキャンプ?)が一番楽しみにしているのかもしれません。しかし、そんなキャンプも現実にはあと何年か経つと、私もその年頃ではそう思ったように、「そんな子供じみたこと友達に恥ずかしくて、もう出来るか」と言い出す子が出てくるんだろうなあと思うと、寂しくなってきてしまいます・・・。