GWが過ぎて

 GWも終わり、皆様がお仕事、家事、学校とそれぞれがもう本格的に活動を始められて、生活のリズムがようやく戻ってきた頃の最初のお休みに入ったことと思います。
 私もGW中は甥子・姪子が沢山集まり、にぎやかな日々を過ごさせていただきました。たくさんの子供達と過ごし、その子供達との会話や遊びを楽しむ中で、子供というのは、大人の目から見ると幼い幼稚園児や小学生と映っても、一人の立派な人間としての考え方や、見方をし、意見や行動を行っているんだということを、再確認させられました。誰もが大人になると、どうしても「大人の目線」となって子供を見てしまい、自分が子供の頃の記憶を無くしてしまったかのような態度で接することが多い中、私自身も幼少時代にどんなことを考え、行動したかをよくよく考えてみました。
 私自身もその頃から甥子や姪子のように、一人前の人間として物事を捉え、考え、行動していたことを思い出しました。ただ幼少時代は考えたことをすぐ言葉や行動に移し、それが叶わない時に「すね」たり「泣い」たり、また楽しいことは楽しいことで、どんどんエスカレートして収まりがつかなくなることがあっても、程度の大小があるだけで、今の自分とそうは変わっていないことにも気づきました。
そう考えるとこの子達が何を考え、どう行動したいのかが手に取るように分かってきてその上で、かがみこんで目線を合わせるだけでなく、「気持ちの上で目線を合わせる」ことをした事で「同類」として会話や行動が出来るようになりました。
 このことは決して子供達に対してだけ言えることではなく、普段から何気なく行っている行動や会話の中で、自分自身の勝手な思い込みや、偏見で人と接している私自身がいるんじゃないか、子供達に接するように、この人より自分が上の立場で、その人に対して偉そうな態度を取っているんではないか、と子供達に再認識させられたGWでした。
 このコラムでは、これからも私の身近に起こった出来事や感想、皆様からの御意見・御希望等を定期的に掲載し、伊賀地区にお住まいの皆様と私共のささやかなコミュニケーションを育ませていただければと思っております。何か思い立つことがございましたら、是非Eメールやフリーダイヤルでお寄せください。心よりお待ちしております。