カウンタック

 今の私は基本的にはマンガを読むことはありません。と言いますか、昔のように読みたいと思う事もあまりなくなりましたし、それに加えあえて正直に申し上げますと「ええオッサン」がマンガを読むということに抵抗を感じていまして、世間体と言いますか、カッコつけたいといいますか、心の声とは別のところでマンガを読まない自分を作っていたりします。しかし、例外というのがありまして数年前に会社の人はもとより、TV番組でキムタクをはじめとする芸能人が絶賛していた「ワンピース」につきましては、それまでに出版された全巻を大人買いまでして読み、感動した記憶があります。
 そんな基本的には読まないマンガですが、最近また気になるマンガが私の前に現れまして、実は今葛藤しているところです。それは「カウンタック」というマンガです。カウンタックと言えば私と同年代の男性には知らない人がいないというくらい、私たちが幼少期の頃に大ブレイクしたスーパーカーブームの主役級の車です。その車は私が大人になってからも憧れの車でして、もしカウンタックを買うのに住宅くらいの長期ローンが組めるなら真剣に購入したいと真剣にずっと思っていた車です。最近では正直言ってもっと安価でもっと性能のいい車も販売されていますので、いつの間にか興味は薄れていました。しかし先日、マッサージの時間待ちでたまたま本棚に置いてあったそのマンガを読むと、主人公が私と同じように幼いころにカウンタックに憧れ、その思いを将来の自分に宛てた手紙に綴っていました。それを見て今の自堕落な自分に喝を入れ、一念発起してカウンタックを手に入れるという物語でした。
 帰ってネットで調べますと、そのマンガは全28巻あり、私は1巻の途中迄しか読んでいませんので、今猛烈に全巻読みたい衝動に駆られている今日この頃です・・・。