真夏日と猛暑日

 夏も盛りになり、とても蒸し暑い日が続いています。蒸し暑いだけでなく最近の気候は、なんかおかしなことになっている事が多く、今年の初夏には日本の中で北海道が一番暑いことが数日ありました。そう思うと、最近では近畿や首都圏よりも沖縄のほうが気温が低いときもあり、「沖縄に避暑に行く」などと冗談にならない現実があったりします。そんな現象というのは温暖化にも関連しているのか調べてみましたが、そこはちょっとわかりませんでした。それとは別に気になっていることがありまして、それは私が学生の頃は、気温が30℃を超える真夏日はそんなに多くなかったような気がしましたので調べてみますと、当時から平均気温は1~2℃程上がっていました。しかし体感では平均気温が1~2℃あがった程度には到底思えないので、1980年代の10年間と2013年までの10年間の30℃を超える真夏日の日数を比べてみましたら1980年代は422日で現在は566日と約1.3倍になっていました。更に35℃を超える猛暑日も調べてみましたら、1980年代は11日なのに対し、現在はなんと56日と約5.1倍もの猛暑日がありました。この数値をみれば明らかですが、30年前の平均気温は1~2℃低かったと聞けばそのくらいの違いしかなかったのかなと疑問に思いますが、猛暑日の日数が5倍以上になっているという事を踏まえると、ものすごく暑い日が5倍になったわけですから、平均気温どころの体感の違いではない事が明らかです。
 これを調べてやっぱり自分の感覚は間違っていなかったんだと変に自慢しそうになりましたが、良く考えてみますと温度の変化もそんなに大したことでないように思っていましたが、猛暑日の日数の違いを比べてしまうと、これからホンマにどんだけ暑くなっていくのだろうかと心配になってきました・・・。