クライマックスシリーズ

 先週、日本シリーズでソフトバンクがタイガースを制し、日本一に輝きました。リーグでもソフトバンクは優勝していますので、これで実質的に日本一のチームとなったわけです。私は、以前にも書かせて頂きましたが、中学高校と野球漬けの日々を過ごしてきましたが、正直申し上げまして、プロ野球というものに全くと言っていいほど興味がありません。その為、どこが優勝しようが全く興味はないのですが、敢えて言うならばタイガースが優勝すれば異様に関西の景気や元気が盛り上がるので、他のチームが優勝するくらいだったらできればタイガースが優勝してほしい、くらいの興味具合です。そんな興味程度の私ですが、最近のプロ野球の制度であるクライマックスシリーズについては少し違和感を覚えます。
 このシステムが採用された2007年当時は敗者復活戦ともいえるこの制度は、かなり画期的なシステムだと感じました。優勝できなくても2位や3位になるのはそれなりに頑張らないとなれませんのでそれまで一生懸命戦ってきてそれなりの成績を残した者にも再度チャンスを与えましょうという事です。しかしこれを逆によく考えますと、最後の最後まで頑張らなくても、何が何でも1位を取らなくてもいい、という考え方にも繋がります。物事には頑張ることが重要で、結果は二の次という考え方があります。それは人が生きていく上で、非常に重要な考え方です。しかし、「プロ」という肩書のある人たちに、その考え方を採用するのは如何なものでしょうか。
私個人としては、「プロ」というのはどれだけ努力しようが、どれだけ人よりも時間をかけようがそんなことは全く関係なく、「結果」を求められるものだと思います。プライベートや学生時代であれば努力したことで許されるものでも、どもようなプロであれプロである以上、甘んじていてはいけないといつも感じています・・・。